煙草の謡

煙草の謡煙草の謡

黙々と燻される心地よさ
私の循環器を是で膿めて
朦朧と 心地好く 隙間泣く

繋がる繋がる 灰色の蜘蛛
そんなに愛(め)を光らせないで
私は明日の朝も あんたを求めて
いつもの場所へ

嗚呼、あんたさえ居なければ

私は汚れなく
無垢な赤子の
ママで居られたろうに

あんたが居たから
私は生きて居られた
清嬢で居られた

有難

モクモクといぶされる ココ地 良さ
私の循環器を これで埋めて
朦朧と ココ地良く 好き 間無く

繋がる繋がる 灰色の雲
そんなに目を光らせないで
私は明日の朝も あんたを求めて
何時もの場所へ

嗚呼、あんたさえい亡ければ

私は穢れなく
無垢な赤子の侭で
居られたろうに

あんたが居たから
私は息てこられた
正常で居られた

ありがとう
煙草の謡

もくもくといぶされる ここちよさ
わたしのじゅんかんきを これでうめて
もうろうと ここちよく すきまなく

つながる つながる はいいろの くも
そんなに“め”を ひからせないで
わたしはあしたも あんたを もとめて
いつもの ばしょへ

ああ、あんたさへいなければ

わたしはけがれなく
むくな あかごのままで いられたろうに

あんたが いたから
わたしは いきてこられた
せいじょーで いられた

ありがとう

どうも、有難う御座います


1997-2000 創作

コメント

タイトルとURLをコピーしました