姫苺博物館

キーボードリ

キーボードリ

太平洋の真中の、海の底の底。プランクトンの遺骸などが雪のように降り積もる「海雪(マリンスノー)」だけが美しい、光すらも届かない漆黒の世界の更に底に、「キーボードリ」は生息しています。
 「海底に鳥が!?」と、発見された当初は各界を揺るがしたものですが、実は見てくれが鳥に見えるだけで、ホタテ貝の仲間なのです。
 翼のような、キーボードのような部分は、飛び出した部分は「わた(内臓)」の部分で、押すとキラメキながら引っ込みます。その時の発光が、海雪に反射して、虹のような現象を引き起こし、キーボードリの半径10m四方は夕暮の明るさ程になります。
 光が一切届かないはずの深海で、海老や魚が何種も発見されてきたのは、キーボードリのこの性質のお陰なのかもしれませんね。
ちなみに「身」は、鳥のささみのような味がします。これも、“鳥”と言われる所以なのかもしれませんね。

2004年7月

 


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