姫苺博物館

アンブレラ嬢と蛇の目嬢

アンブレラ嬢と蛇の目嬢

パラソル一族の、「アンブレラ嬢」と「蛇の目嬢」。
 紫陽花が咲き乱れる、梅雨の僅かな時期にだけ、その姿を確認することができます。
パラソル一族は、代々傘を愛してやまない、お天気の日でも傘を手放さないという一族なのです。有名な「おぢさんの傘」というお話のおぢさんも、実はパラソル一族の血を受け継いでいると思われます。憶測ですが。
 「アンブレラ嬢」と「蛇の目嬢」は、そんな一族の中では異端で、『雨傘は雨の日に差してこそ美しいんですわ。特に梅雨時期のアンニュイな空気は、より一層傘の美しさの本領を発揮できるんだわ。』と、独自の美学により、梅雨時期以外は一切表に出ないという頑固娘たちなのです。
 「アンブレラ嬢」は、西洋風のゴチックゴージャスが大好きな一方、「蛇の目嬢」は、日本の風情ある清楚なものを愛しております。
そんな2人は意見の食い違いで激情し、トゥーシューズに画鋲を仕込んだり、無意味な内容の大量のメールを一度に送りつけたり、寝ている相手の口を濡れタオルで塞いだりと、ちょっぴりケンカをすることもありますが、とっても仲良しなんだと思います。

2004年6月

 


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