姫苺博物館

ユメコン

ユメコン

ヒメイチゴハクブツカンと、みなさんの世界の次元の狭間には、ユメコンという、はにかみ屋な生き物が存在しています。
ユメコンは次元の狭間に漂う、人々の憎しみや悲しみが凝縮された『悪霞』と呼ばれる気体を、角に似たクチバシで貪り食べます。悪霞を食べたユメコンの体からは浄化された霞が排出され、『愛霞』という物質になり、私たちの次元の空気中に混ざります。愛霞が増えると、みんなポワンとした幸せな気持ちになり、常に初恋状態。目に映るもの全てがいとおしく感じてしまう不思議な物質なのです。更にユメコンは紅ユメと藍ユメの2種類おり、通常は2頭で行動します。
 生まれたときから、どのユメコンとつがいになるのかが決まっており、その判別は足の模様が合致したもの同士だという説がありますが、面倒くさがって誰も調べておりません。ヒメイチゴハクブツカンの住人たちは怠惰なのですね。
 大昔は、ユメコンが沢山生息していたのですが、悪霞が近年大量発生しているため、その悪気を浄化しきれないユメコン達は、絶滅の危機に瀕しております。現在は、左の2頭しか生存を確認できず、ヒメイチゴハクブツカンでは、ユメコンの保護を訴える運動が密かにブームみたいです。
 皆さんも、ユメコンがまた沢山暮らせる次元の狭間を作るために、夢や希望に満ちあふれた生活をおくってくださいね。

2004.冬

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Translate »